2025/3/28 「HTML/CSS基礎③」の記録です。
講師:湊 有加⾥先生
ブロックレベルとは
ページ内で新しい「ブロック」を作り出す要素です。
これらの要素は常に新しい行から始まり、幅いっぱいに広がります。
例としては、<div>, <p>, <h1> などがあります。これらの要素は通常、他の要素の上または下に配置されます。
インライン
行の中に直接配置され、他の要素と横に並ぶ要素です。
インライン要素は、ページ内で新しい行を作らず、その周りに他の要素と一緒に表示されます。
例としては、<span>, <a>, <strong> などがあります。
コメントアウトとは
プログラムのコードの一部を無効化し、プログラムの動作に影響を与えないようにすること。
主な用途
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メモや説明を書く:コードの意図を説明するために使う。
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デバッグ時に一時的にコードを無効化:エラーの原因を特定するため、特定のコードを一時的に無効化する。
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将来の修正のために残しておく:すぐには使わないが、後で再利用する可能性のあるコードを残す。
<!-- これはコメント -->
/* これはコメント */
相対パスと絶対パス
ァイルやページの場所を指定するときに使う方法
HTMLで href や src に使われることが多い。
絶対パス
「どこからでもアクセスできる、完全なURL」のこと。
サイトのルート(https://example.com など)からのフルパスを書く。
例: 絶対パス
<a href="https://example.com/about.html">会社概要</a>
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https:// から始まる 完全なURL を書く
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どこからでもリンクできる(他のサイトからでもOK)
相対パス
「今いるファイルの場所からの相対的な位置」で指定する方法。
現在のファイルの位置を基準にパスを書く。
例: 同じフォルダにあるファイル
<a href="about.html">会社概要</a>
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同じフォルダにあるファイル にリンクする場合、そのままファイル名を書く
例: 1つ上のフォルダにあるファイル
<a href="../index.html">ホームに戻る</a>
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.. は「1つ上のフォルダ」を意味する
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../index.html は、「1つ上のフォルダにある index.html 」を指す
例: フォルダの中のファイル
<a href="blog/post.html">ブログ記事</a>
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blog/ は「今のフォルダの中の blog フォルダ」
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blog/post.html は「blog フォルダの中にある post.html 」
どっちを使うべき?
絶対パスを使う場合
- 外部サイトへのリンク
- 別のサイトからもアクセスできるURLを使いたい場合
相対パスを使う場合
- 同じサイト内でページを移動する
- 開発環境と本番環境で同じコードを使いたい (ローカル開発時に https://example.com を書くと動かなくなる)
<em> 要素(強調)
意味的に強調したい部分に使うタグです。
通常、ブラウザでは 斜体 で表示されます。
基本の使い方
<p>私は <em>重要な</em> メッセージを伝えたい。</p>
- <em> で囲んだ部分が 斜体 になります。
<strong> との違い
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<em>: 強調したいけど、意味的に重要な部分に使う(視覚的には斜体)。
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<strong>: 特に重要な部分に使う(視覚的には太字)。
<p>これは <strong>非常に重要な</strong> 注意事項です。</p>
CSSとの紐付けについて
CSSファイルを作成し、HTMLファイルでそのCSSファイルをリンクする
CSSファイル(styles.css)
p { color: green; font-size: 16px; }
HTMLファイル(index.html)
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"> <title>外部CSSファイルの例</title> <link rel="stylesheet" href="styles.css"> </head> <body> <p>このテキストは緑色で、フォントサイズが16pxです。</p> </body> </html>
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メリット: 複数のページで同じCSSファイルを使い回せるので、効率的でメンテナンスも簡単。
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デメリット: 外部ファイルをリンクするため、HTMLとCSSが異なるファイルに分かれるので、管理が必要。