2025/2/11 「グラフィックデザイン基礎⑥【オンライン】」の記録です。
講師:椋本 聡⼦先生
IllustratorとPhotoshopの特長の違い
業務内容や作業工程に合わせて、適したソフト(アプリ)を利用する必要があります。
Photoshopが得意・向いていること
- 写真の色調整/加工やコラージュ
- 写真・画像上への文字入れ
- WebやSNS用向け画像の作成
Illustratorが得意・向いていること
- 文字と画像を組み合わせてレイアウト
- 拡大縮小が必要なロゴなどの作成
- 印刷サービスを利用する印刷物のデザイン
両方出来るのが理想!
目的と作業に合わせる。
バックアップ
間違いや誤ったデータも記録に残しておく。
「制作時間」で「作業」して「作品」を「仕上げ」て「納品」する
全て業務時間内に行っているので、データは全て保管義務が発生する。
自分ではミスに気づきにくいので、作ったものは、他者に見てもらう方がいい。
データはコピーして3つ持つ
オリジナルの元データとは別に、バックアップを2つとる。
バックアップがひとつだと、元データとともにバックアップが消失してしまうリスクがある。
2種類以上の機器にデータを保存する
NASと外付けHDD、などのように異なる2種類以上の機器で保存する。
バックアップの1つは遠隔地で保存する
一か所にバックアップをまとめていると、地震や火事などの災害発生時に備えることができない。
1つはクラウド(オンラインストレージ)上にデータを置くのもおすすめ。
おすすめの機器
外付けHDDは、耐年数は3~5年程度で、長期保存には適さない。
長期保存用光ディスク(M-DISK)を併用する。
NAS(ナス)とは?
- 正式名:「Network Attached Storage(ネットワークアタッチトストレージ)」
- 通称「ネットワーク対応HDD」
- ネットワーク=LAN(有線でも無線でもOK)に直接接続するHDD
- ファイルサーバーとして活用する専用機器
- 基本的な用途:「データの共有」「保存」「バックアップ」
- 複数のPC間でのデータ管理と共有の手軽さに加え、社内ネットワーク内でのバックアップ用ストレージとしても活用できるため、普及が進んでいる
M-DISCとは?
- 耐久性を高めたブルーレイディスクやDVDのこと
- 100年以上保存が可能(光・熱・湿度などによる経年劣化に強い)
- 1回記録用なのでデータが消える心配なし
- 物理的に上書きできない。データ改ざん・誤消去は原則的に不可能のため、大切なデータの保管に適している
クラウドでバックアップを取るメリット
- 新たな機器を導入するコストが不要
- ネット環境があれば24時間、どこからでもアクセス可能
- 万一の災害時に最小限のリスクで済む
クラウドストレージの種類
- Dropbox:高い操作性、スピード、セキュリティにおいておすすめ
- Google Drive:個人用のストレージとしても、ビジネス用のストレージとしても利用可能
- OneDrive:マイクロソフトのOffice365の一部として利用可能なクラウドストレージで
- Box:カスタマイズにより、企業が必要とするデザインや機能を持つ独自のクラウドサービスの連携が可能
- iCloud Drive:Apple社の製品を使っている方向けのクラウドストレージ
データ保存の小技
- 命名規則を作っておく
- ZIPファイルにしておく
- とにかく時系列を付けておく

命名規則の例
ZIPファイルにするのは、中にあるファイルを編集できない為。
その他
- フォルダ内に「OLD」フォルダを作成する
- パターン違いを作った際は、名前を変えて保存する
※「上書き保存」の選択肢が近くにあるので、気を付ける!
生産性を高める
自分の業務に責任を持って、能動的に効率化を実現する。
ムダなことを省くだけでなく、継続的に業務を効率化できる仕組み作りを、意識をする。
感想
- バックアップを3つとるというのはびっくりした。
- 色々な保存の小技を聞けてありがたい。
- 先生の、現役デザイナーとしての経験談は面白く、勉強になった。