2025/5/9 「ECサイトデザイン基礎④」の記録です。
講師:田中 里枝先生
LP(ランディングページ)とは?
LPとは、検索結果やWeb広告などからアクセスする最初の着地点となるWebページのこと。
主な目的は「コンバージョン(購入・申し込みなど)」を獲得することです。
- 広告から来たユーザーを確実に掴み、優良顧客へと導くページ
- 縦長構成でストーリーを語り、訴求力を高めるのが特徴
- Web広告と密接に連動するため、バナーとの親和性も重要
メモ
- LP作れると強い!
なぜなら、永久に使うサイトじゃないから。LPは、次々必要になる。 - 反対に、バナーはクライアントがクオリティを求めない時代が来るかも。
(CanvaやAIで作るほうがお金がかからない)
LPの基本構成とストーリー設計
LPは上から下に読み進める構成で、段階的にユーザーを惹き込みます。大切なのは「ストーリー」を意識すること。
【3ステップ構成】
- 掴み(キラースペース)
→ キャッチコピー・ビジュアルで一気に心をつかむ - 説明(5W1Hで論理的に)
→ 「何を、誰が、なぜ、どこで、どうやって」明確に伝える - 魅せる(アピール・メリット訴求)
→ 商品の強みや特典、口コミや実績を具体的に見せる
ワイヤーフレームとデザインカンプとは?
Web制作の最初のステップは、「設計図=ワイヤーフレーム」の作成です。
- ワイヤーフレーム=レイアウトや情報の流れを線で表現した骨組み
- デザインカンプ=見た目の完成イメージ。Photoshopなどで作成
制作現場ではこの用語の使い方が会社によって異なるので、柔軟に対応しましょう。
レイアウト設計のステップ解説
🪄 STEP①:掴み(キラースペース)
- 最初にユーザーの目を引くスペース
- キャッチコピー+ビジュアルが命
- 現在・過去・未来の要素をシンプルに盛り込む
🪄 STEP②:説明(5W1H)
- When(いつ)/Where(どこで)をまず提示
- Who(誰が)/What(何を)を続けて明示
- Why(なぜ)/How(どのように)で納得感を
🪄 STEP③:魅せる(アピール)
- 自信があるポイント(主観)
- 実績・評価(客観)
- メリット・お得感(第三者への訴求)
🪄 STEP④:目的(コンバージョン)
- 電話・メールでの問い合わせ
- カート購入、SNSフォロー、店舗誘導など
- 誘導ミスや情報漏れはクレームのもと、丁寧に設計
LP設計の基本構成(掴み → 説明 → 魅せる → 目的)
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結(目的)=ゴールの設定
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商品購入? 会員登録? 問い合わせ?
→ どんな行動をしてもらいたいのか、まず最初に明確に決める。
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起(掴み)=興味を引く導入
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キラースペース(キャッチコピー・ビジュアル)
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最も見られるエリアで印象を決定づける
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承(説明)=ロジカルな情報提供
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5W1H(いつ/どこで/誰が/何を/なぜ/どうやって)
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ユーザーの不安を取り除く丁寧な説明がカギ
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転(魅せる)=感情を動かすアピール
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実績・お得感・レビュー・Before/After
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最後に強く印象づけ、行動を後押し
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誘導と対策のポイント
ユーザーを目的へ導くには?
- 入り口(バナーや広告) → LPへ誘導
- LP上で「掴み→説明→魅せる→目的」と段階を踏んでナビゲート
- 離脱ユーザーをふるい落としつつ、優良顧客を確実に誘導
クレーム対策や注意点
- 情報不足による誤解を避けるための「注意書き」
- 権利や著作物の記載(コピーライト)
- スマホでの視認性や文字サイズにも注意
まとめ:LPは「営業」するWebページ
LPは単なる情報提供ページではなく、**「ユーザーの心を動かし、行動を起こさせる営業マン」**のようなもの。
- しっかりストーリーを設計する
- 「目的」から逆算して全体を組み立てる
- 訴求力と親切設計が成果に直結する