CMS構築

WordPress活用法の教科書⑦|オリジナルテーマ作成の基本

2025/6/24の記録です。
講師:大浜先生

WordPressテーマの仕組みとは?

WordPressサイトの外観や構造を左右する「テーマ」。

今回はその仕組みを理解し、オリジナルテーマを作成するために必要な基礎を学びました。

インストール場所とファイル構造

テーマが置かれる場所

  • /wp-content/themes/以下に設置

  • 使い回す場合はこのフォルダに集約

  • 編集させたくない場合は別の場所へ保存

※ファイル名の重複に注意。管理とバックアップも重要!


PHPの基本構文とルール

WordPressはPHPで動いている

  • PHPコードは <?php ~ ?> の形で記述

  • 文末はセミコロン ;

  • 拡張子は .php

  • JavaScriptと違い、ブラウザでコードは見えない


最低限の構造と必要ファイル

絶対に必要なファイル

  • index.php(すべてのテンプレートの基礎)

  • style.css(テーマ情報を記述)

style.css の記述例

css
/*
Theme Name: sample
Theme URI: /www/sample_test/wp-content/themes
Description: 専用テーマ名
Version: 1.0
Author: xxxxx
Author URI: http://samples.sakura.ne.jp/sample_test/
*/

※最低限「Theme Name」があればOK


インクルードの使い方

共通パーツの呼び出し

  • <?php get_header(); ?> → header.php

  • <?php get_footer(); ?> → footer.php

  • <?php get_sidebar(); ?> → sidebar.php

  • <?php get_template_part('sample'); ?> → sample.php(カスタム用)


テンプレート階層について

使用されるテンプレートファイルの例

  • home.php(トップページ)

  • 404.php(エラーページ)

  • search.php(検索結果)

  • single.php(投稿ページ)

  • page.php(固定ページ)

  • archive.php(アーカイブ一覧)

  • category.php(カテゴリ別一覧)

※存在しない場合はindex.phpが呼ばれる仕組み


WordPress独自のテンプレートタグ

よく使うタグ(抜粋)

用途 タグ
言語設定 <html <?php language_attributes(); ?>>
タイトル <title><?php wp_title(); ?>|<?php bloginfo('name'); ?></title>
CSS読み込み <link href="<?php echo get_stylesheet_uri(); ?>" rel="stylesheet">
サイト情報 <?php bloginfo('description'); ?>
パーマリンク <?php the_permalink(); ?>
投稿タイトル <?php the_title(); ?>
投稿内容 <?php the_content(); ?>
カテゴリ表示 <?php the_category(','); ?>
投稿日時 <?php echo get_the_date(); ?> / <?php the_time(); ?>
アイキャッチ <?php the_post_thumbnail(); ?>

注意!

<?php wp_head(); ?><?php wp_footer(); ?> が抜けていると、

プラグインやテーマが正しく動作しないことがあります。必ず記述!


まとめ

オリジナルテーマを作成するためには、ファイル構成・PHPの基本構文・テンプレート階層・独自タグなど、WordPressの裏側を理解することが不可欠です。

今回の講義で学んだ内容を活かし、テーマ開発にチャレンジしていきましょう!

  • この記事を書いた人

Kumi

金融分野のリライトを中心に活動しているライターです。 FP資格を持ち、ライフプランや心理学の知見を活かした執筆を行っています。 職業訓練校でWEBデザインを学びながら、「書く・伝える・見せる」を意識した情報発信に取り組んでいます。 繊細さと好奇心を活かし、読者に気づきを届けられる文章を目指しています。

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