ポートフォリオ作成

ポートフォリオ作成基礎③【オンライン】

2025/4/25 「ポートフォリオ作成基礎③【オンライン】」の記録です。

講師:小谷先生

 

EC(eコマース)とは?

「EC=Electronic Commerce」の略で、インターネット上で行われる売買全般を指します。
特に「B to C(企業→消費者)」の取引が主流とされ、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどが代表的なモール型ECです。


EC業界で求められるスキルとは?

Webデザインスキルだけでは不十分

  • Photoshop・Illustrator操作の基本は必須

  • HTML/CSSの基礎知識も必要

  • それに加えて「商品知識」「業界理解」「ユーザー目線」が求められる

ECでは「売る力」=「ユーザーに伝わるデザイン」が重要です。単にオシャレなだけでなく「買いたくなる」構成が求められます。


ECサイトの3つの主な業務

1. 商品登録(バックエンド作業)

  • 商品ページ作成(画像加工・HTML/CSS)

  • サムネイル作成

  • 情報登録(ExcelやCSV使用)

  • アカウント・FTPなどの管理

2. プロモーション(売上アップ施策)

  • バナー制作/LP作成

  • メルマガ配信

  • モール知識(楽天・Yahoo等)

  • 商品知識・業界トレンドの理解

3. 店舗運営(EC店長業務)

  • 在庫・人員管理

  • 他部署や業者との連携

  • チームへの指示出しと進行管理


EC現場で役立つ専門知識やポジション

「全部できる人」は少数派。以下のように分業されていることも多いです。

  • 商品登録/在庫連携

  • トリミング専任

  • SNS・メルマガ発信担当

  • バナー職人

  • 商品写真&ライティング担当

  • 店舗全体のコンサル役 など


EC業界の仕事環境・ビジネスモデル

メリット

  • 専門性が重宝される

  • 技術より「理解力・実務力」が武器になる

  • 在宅・リモート案件も多い

注意点

  • ルーチンが多い

  • シフト制勤務もある

また、制作業務は「単発」ではなく「継続型」の契約(例:月額20万円で運用など)が多いのも特徴です。


【実技】ECバナー制作に必要な考え方

バナーに必要な3要素

  1. メッセージ:端的な言葉・コピー

  2. イメージ:写真やイラストで世界観を演出

  3. アテンド:「詳しくはこちら」「応募期間」などの案内

バナー制作のステップ

STEP①:商品理解とサムネイル

  • 正確なトリミング

  • 比較される場面を想定しながら作成

STEP②:ジャンルに合わせたバナー作成

  • 実技で複数ジャンルを経験

  • レイアウト・配色・フォントの使い分け

STEP③:ページ当て込み確認

  • 実際の掲載予定ページに配置して違和感をチェック

STEP④:サイズ違いバナーの展開

  • サイズによって情報量と見せ方を変える

  • レイアウト/文字設計/配色の再調整


SNS・動画などからの集客導線

  • メルマガやSNSからECサイトに誘導

  • 広告は「つながりと文脈」が重要

  • YouTubeやInstagramなども販促に活用できる

SNSや動画の転換率(CV率)は約3%。
1万人のフォロワーから300人が顧客になると想定し、売上計算も可能です。


LP(ランディングページ)とWeb広告の関係

LPとは?

  • 広告クリック後に遷移する「縦長の営業ページ」

  • 目的は「購入・登録・問い合わせ」などのコンバージョン

Web広告とセットで運用されるため、バナー制作では必ず「誘導先ページ」の世界観を意識して作成します。


【まとめ】今後のステップとして

  • バナー制作力は、Webデザイナーの「即戦力」

  • LP制作・商品登録・プロモーションまで一連の流れを意識

  • 実務を想定した課題に慣れておくことがカギ

了解!こちらは「マスク機能」について学んだ内容を、WordPress用の記事としてまとめ直したものだよ。構成は見出しごとに分けて、読みやすく整理&要点を押さえてあるよ。


マスク機能とは?|画像加工に欠かせない基本テクニック【講義レポート】

1. そもそもマスクって何?

マスク機能とは、「画像やオブジェクトの一部を隠す(=見せたい部分だけ表示する)」ための仕組み。
削除するのではなく、**“非破壊で隠す”**という考え方が基本です。

  • Photoshop:画像を隠す(非破壊編集)
  • Illustrator:図形の形で切り抜く(見た目の制御)

後からの編集・調整にも強く、商業デザイナーにとって「リテイク(修正)」に対応しやすい超重要スキルです!


2. マスク機能の種類と使い分け

【1】レイヤーマスク(Photoshop)

  • 作成方法:選択範囲から作成
  • 特徴:明度で表示・非表示を調整(黒=非表示、白=表示)
  • 適した用途:髪の毛やグラデーションなど、自然なぼかし表現
  • アドバイス:トリミングの基本!Photoshopの必須スキル

【2】ベクトルマスク(Photoshop)

  • 作成方法:パスから作成(ペンツール、シェイプツール)
  • 特徴:ベクターデータなので、精密で拡大しても劣化しない
  • 適した用途:体のライン・製品の形など、綺麗な曲線や直線に最適
  • アドバイス:Illustrator感覚で正確なマスクを作成したいときに◎

【3】クリッピングマスク(Photoshop・Illustrator共通)

  • Photoshop:下のレイヤーの形に切り抜かれる
  • Illustrator:上のレイヤーの形に切り抜かれる
  • 特徴:仮の画像差し込み・文字装飾などでよく使う
  • 注意点:レイヤーの順番に注意!IllustratorとPhotoshopで逆

【4】クイックマスクモード(Photoshop)

  • 特徴:選択範囲を色で視覚的に表示できる
  • 用途:複雑な選択範囲のトリミング時に便利
  • アドバイス:視覚的に確認できるから初心者にも◎

【5】シェイプマスク(Adobe XD)

  • 特徴:XDでの唯一のマスク手法。シンプル操作で画像をマスク
  • 注意点:「XDではこれしかできない」ことを理解して使おう

【おまけ】パスパネル(Photoshop)

  • 用途:パスや選択範囲を保存/再利用する機能
  • アドバイス:マスク作成の前段階として使うと効率アップ!

3. リテイクに強くなる!マスク機能の利点

マスクを使いこなせば、こんなトラブルも怖くない!

  • 編集後でも元画像が生きている
  • スマートオブジェクトとの併用で自由度アップ
  • レイヤー構造での管理がしやすくなる
  • 「戻る」「履歴」「ヒストリーパネル」で操作も安心

4. マスクの習得ポイント

  • 「直感」ではなく「理屈」で理解すべし!
  • IllustratorとPhotoshopで挙動や見た目が違うので要注意
  • 配布された.aiや.psdのファイルを正しく読めるように、レイヤー構造をチェックする癖をつけよう

5. まとめ:実務で困らないマスクの理解を!

マスク種類 特徴 使用アプリ
レイヤーマスク 選択範囲から、明度で表示制御 Photoshop
ベクトルマスク パスからマスク、正確なラインに強い Photoshop
クリッピングマスク 形で切り抜く、仮画像や差し替えに便利 PS・AI両方
クイックマスク 選択範囲の補助に、視覚的に確認しながら作業 Photoshop
シェイプマスク XDでの唯一のマスク方法 Adobe XD

実務でも使えるヒント

  • 「髪の毛」にはレイヤーマスク+AI選択
  • 「商品の体裁」にはベクトルマスクやクリッピングマスク
  • 複雑な素材編集には、パスと選択範囲を保存しておくと効率UP!
  • この記事を書いた人

Kumi

金融分野のリライトを中心に活動しているライターです。 FP資格を持ち、ライフプランや心理学の知見を活かした執筆を行っています。 職業訓練校でWEBデザインを学びながら、「書く・伝える・見せる」を意識した情報発信に取り組んでいます。 繊細さと好奇心を活かし、読者に気づきを届けられる文章を目指しています。

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